鈍色望遠鏡

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国会図書館でGO!

終わりの見えないレポートに文字通り終止符を打つために、永田町にある国立国会図書館の東京本館に行ってきました。

国立国会図書館の東京本館
ものすごくでっかいです。

今日行って初めて知ったのですが、国会図書館って、一般人は本の置いてある場所には入らせてもらえないんですね。
なんかよくわからないけど、ロビーにあるPC端末を使って読みたい本を指定して、専用の受付に本を取りに行くっていう手間をかけないといけませんでした。

書籍保護のために必要な処置なのでしょうが、天まで届くような本棚にズラッと本が並んでいるファンタジーな光景が広がっているのを期待していた者としては、ちょっとがっかりです。


まあ、そんなことは置いといて、レポート作成の資料として、本を三冊借りたので紹介します。
?花―假屋崎省吾の世界 (ムック)
?美術手帖2008年10月号 (雑誌) (琳派特集号)
?BRUTUS(ブルータス)2008年10/15号 (雑誌) (琳派特集号)

ムックとか雑誌とかって、普通の図書館じゃまず置いてないんですよね。



?は哲学のレポート用です。
師事している教授が文章を寄稿していたのでそれを目当てに借りました。
幻想の花園 谷川渥
結構長い評論だったので、「複写サービス」を利用してコピーを持って帰りました。
ムック自体はさらっと全体を流し読みするだけのつもりでしたが、タイトルにもなっている假屋崎省吾先生の生け花がすごく綺麗で、思わずじっくり読みこんじゃいました。
カラフルな生け花も良かったのですが、モノトーンで構成された生け花の色調の繊細さがたまらなかったです。


?・?は美術史のレポート用です。
琳派っていう江戸時代の日本画派閥の、鈴木其一っていういまいちマイナーな画家について調べようと思って借りました。

?は当たりで、読みやすい割に内容が深く、さらにはうまいことに解説者が「鈴木其一ってもっと評価されるべきだよね」ってなことをたくさん書いてくれていたので、ものすごく参考になりました。
琳派の主要人物たちの人生を漫画で表現したページなんかもあって、とっつきやすかったです。
個人的には、しりあがり寿先生が描いた「俵屋宗達」の漫画がツボに入りました。

逆に?は、記事の内容が教科書を開けば載ってるくらいのもので、さらには鈴木其一に対する言及は雑誌全体で二行程度しかない感じで、ちょっと残念でした。


なにはともあれ、国会図書館のおかげで、手に入れにくい本を閲覧できました。
これでレポートは何とかなりそうです。

初めて行った国会図書館は、若干イメージしていたのとは違うものでしたが、便利なことは間違いないので、また近いうちに趣味の読書でもしに行きたいと思います。
漫画も閲覧できるので、暇を持て余している人にはお勧めです。


1/16追記
興味本位で蔵書検索してみたら、「コミックホットミルク」みたいなエロ雑誌も、創刊号からきっちり納本されていることが判明。
エロマンガの中には、単行本としてまとめられずに消えてしまうものも多いみたいなので、これって結構貴重な資料だと思います。
さらに、国会図書館には借りた本の指定したページを複写してくれるサービスがあるので、好きな作家さんの単行本になっていない漫画を集めて、「単行本もどき」を作ることも可能ですね。

ただし、前述の通り、国会図書館では本を借りる際に必ず受付を通さなければいけませんし、複写サービスを利用する際には、コピーするページを本と照らし合わせながら受付で確認されます。
しかも受付係はほとんどが女の人です。
18禁系のブツで複写サービスを利用出来る人は、相当な勇者だと思います。


……ってなことを友人に話してみたら、「国会図書館って同人誌も網羅してるらしいね」って言われました。
「マジか!」って思っていろいろ調べてみたらこんなん出ました。

マンガ同人誌の保存と利活用に向けて ?コミックマーケットの事例から?

どうやら国会図書館は「同人誌も網羅している」わけじゃなく、「出版された本を全て網羅できたらいいな」って考えているってことみたいですね。
実際には、同人誌はあんまり納本されていないらしいです。

くっそう、期待しちゃったじゃないか。


おまけ

同人誌と図書館 動機
同人誌収集に関する、現役大学図書館員さんの意見とか。

第一回「長門有希の100冊は図書館で揃うか?」調査
上記の大学図書館員さんが、「長門有希の100冊」の蔵書があるかどうかを、国会図書館で調べた結果。
100冊中、95%の本があったらしいです。
よし、今度読みに行きます!

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